賃貸マンションの大規模修繕は、どれくらいの周期で行われているのかご存じですか。
建物は、劣化は損傷を補修する大規模修繕を行うことで、長く安心して住むことが可能です。
そこで今回は、賃貸マンションの大規模修繕周期の目安について解説しています。
▼大規模修繕の周期とは?
マンションの大規模修繕は、12年周期が目安です。
大規模修繕に関する定義は、国土交通省による「長期修繕計画作成ガイドライン」で定められています。
また、マンションで使用している部材は10年前後が保証期間になっています。
築10年が経過すると劣化や損傷が目立ってくるため、12~15年で大規模修繕を実施するのが一般的です。
▼部位別の修繕周期の目安は?
マンションの構造や設備により、修繕時期が異なります。
・給排水管の高圧洗浄や鉄部塗装など…5~10年。
・給湯機やエアコンの交換、玄関ドアやサッシの調整など…11~15年。
・外壁塗装や屋根塗装、陸屋根防水処理…16~20年。
・給排水管の取替、エレベーター更新など…26~30年。
修繕時期を判断するには、定期的に点検を行うことが大切です。
建物の不具合の早期発見により、部分的に修繕が可能となり費用を抑えることができますよ。
▼大規模修繕周期の延長とは?
マンションの耐久化により、周期を16~18年に延長をすることです。
大規模工事の回数を減らすことで、工事費用の削減につながります。
近年、マンションに高耐久の素材を使用するなどして、大規模工事の周期の見直しを検討するマンション管理組合が増えています。
▼まとめ
一般的に、マンションの大規模修繕は12年周期になることが多いです。
マンションの劣化や損傷の状態を踏まえて、大規模工事の周期を検討する必要があります。
「RENON株式会社」では、不動産売買や賃貸、管理業務を専門的に行っておりますので、ぜひご相談ください。